釣り人のみなさん、今年の鳥取は海が時化まくってて中々コンディションの良い日が少ないですね。
本当はそろそろヤリイカを釣りに行きたいけど海の状態と仕事の休みを合わせようと思うと結構難しくつくづくサラリーマンって辛いなと思う今日この頃(‐ω‐;)ハァ・・
この日も海は荒れ気味でギリギリやれるかやれないかの瀬戸際で、現地についても釣り人は僕だけ。

いつものように取り込み位置と波の上がり具合を事前にチェックすると予想より波が高く、下手にタモを入れようとすると左右からくる波でタモの柄が折れてしまったり、最悪僕自身が波にさらわれてしまう可能性もある。
そんな訳で今回はタモは使わないと決め少し高めの位置に道具と一緒に置いておきました。
後で振り返ると、この判断が今日の運命を大きく左右させたのですが……
今回の釣り場はこちら⬇︎

天気
釣行日 | 1月29日 |
天気 | 曇り |
波高 | 2m |
風 | 北西 |
気温 | 3℃ |
潮 | 中潮 |
待望の真鯛はず…
薄明るくなってからカゴを投げ始めましたが、波が強くて海中の状況がほとんどわからない。
時折ウキが怪しい動きをするも、エサ取りなのかウネリによる物なのか判断が難しいが、それでも次第にエサが残りはじめたので海の中の状況は悪くはなさそう。
雲の間から時折顔を出す朝日が海面に反射しウキが完全に見えなくなが、本流の潮と払い出しの潮が交わる所なので、もうしばらくステイさせてみると手元にグングングンとアタリのような感触。
一瞬波なのかアタリなのか判断に迷いましたが、波の感触にしては少し強いかなと思いアワセを入れてみるとイイ感じの重量感。
きました真鯛v( ̄ー ̄)v
喰ってきてくれて嬉しいがここからが大変。
事前にチャックしておいた取り込み位置まで30mほどの距離を波と雨で濡れた磯を移動しなければならない。
この場所は2か月ほど前も取り込みをしようとしてタモをもって歩いているときに滑って転んでしまった場所。
足元に注意しながら手元のコントロールも怠れない。
ゆっくり足を進めながら適度にラインを張りテンションが抜けないように注意していると時折ドラグが出される。
落ち着けと頭の中で繰り返しながらなんとかランディングポイントに到着。
この時点でターゲットまでの距離もおよそ30mほど。
ここからは上手くコントロールしないとラインが張り出した岩に引っかかってしまうので、慎重にラインコントール。
まぁ真鯛自体そんなに根に張り付いたり、突っ込んだりするような難しい魚ではないので冷静にコントロールすれば問題ない。
我ながらここまでは100点満点のコントロール。
左右に張り出た岩を交わしながら慎重に寄せ姿が見えると70cmオーバーのメスの真鯛!!
さぁここからどうしよう??
取り込みを開始するわけだが、ハリスを手でつかもうと必死に手を伸ばしてもハリスまで手が届かない…
抜き上げようにも抜き上げられない。
一番下の岩の上まで上がっているのに…
その間も波が鯛の体が前後左右へ大きく持っていく。
ヤバイヤバイ
あと少し、ほんの2mほど下に降りれば絶対に取り込めるのに…
でもその2m下のポイントは5年前に知人が波にさらわれて亡くなってしまった場所。
タイミングが重なれば今日の波でも充分流されてしまう。
結局波が怖く、なんとか今の立ち位置で取り込もうと右往左往していると押し波に合わせて真鯛が手前に寄ってきたタイミングで
フッ…
抜けた~
ガッカリし肩を落としながら魚の行方を見守っていると、魚が横向いて浮いていてタモを出してすくおうと思えば余裕ですくえそうな位置にいるがもはやどうすることもできない。
1~2分ほど見つめていると真鯛は元気を取り戻し、引き波と一緒に海に去っていってしまいました。
悔しい!!
死ぬよりましだと気持ちを切り替えツガイのオスをねらい、すかさずカゴを投げるとすぐにヒット!!
さっきのヤツのような重量感はないが嬉しい!!
が…
姿が見えた瞬間
く、黒い…
頭の中は完全に真鯛とやり取りしているつもりだったのでガッカリ感が半端ない。
冷静なつもりでも真鯛とチヌの引きを間違えるなんて、冷静でなくなってたんだと反省。
このチヌは強引に抜き上げてみると40cmちょっと。
チヌでも嬉しくないわけではないが、真鯛でなかったのはやはり悔しい(´;ω;`)
色々反省
今日もしタモを近くに用意していたら。
もしあと一歩前に出ていたら。
おそらく取り込めていたと思う。
しかし逆に海に落ちていた可能性もあり、何が正解だったのか分かりません。
今日の僕の判断は正解ではなかったかもしれませんが、間違いでもなかったはず。
また次回も頑張ってみよう。